RSS | ATOM | SEARCH
10月コラム

【 10月のコラム 】

*《 国連人権高等弁務官から「ロヒンギャ差別は民族浄化」と

       非難されているロヒンギャ問題を考えてみました 》

 

 バングラデシュと国境を接するラカイン州で、イスラム系住民(ロヒンギャ)とミャンマー仏教徒との紛争が国際問題に発展しています。一般的に、イスラム系住民が、多数派である仏教徒に迫害を受け、バングラデシュやタイ等、世界各地に亡命していると報道されています。

 国際連合難民高等弁務官事務所は関係諸国にロヒンギャの保護を求め、ミャンマー政府の対応を『民族浄化を図ろうとしている』と非難しましたが本当にそうなのでしょうか?歴史を紐解きながら、解決策があるのか?否か?考えてみました。

 

 現在のラカイン州にあたる地域は15世紀から18世紀後半までは、アラカン王国が治めており、仏教徒が多数を占めていましたが、少数のムスリムとも共存していました。

19世紀に入り、第一次大戦の結果、東パキスタン(現バングラデシュ)も、ミャンマーも英国の植民地になり、この時期に多数のベンガル人のムスリムが英領インドとなっていた東パキスタンから大勢移住して定住しました。この時の急激な移民の流入が仏教徒とムスリムの共存関係を崩してしまいました。

  第二次大戦のおり、日本軍は英国軍を放逐しビルマを占領しました。この折、日本軍はラカイン人仏教徒の武装化を行い、英国軍との戦いに参加させました。英国軍は東パキスタン側に避難したベンガル人のムスリムに武装をさせ日本軍との戦闘に利用しましたが、実際の戦闘は、仏教徒とムスリムが血で血を洗う宗教戦争の状態になり、ラカインに於ける両教徒の対立は取り返しのつかない状態に至ったのです。

日本軍の進軍によって英領行政が破綻するとラカイン人が移住者のムスリムの迫害と追放を開始し、1982年の市民権法でムスリム(ロヒンギャ)は非国民であるとされ、国籍がはく奪されました。国籍をはく奪されたロヒンギャに臨時証明書が2015年6月1日に発行され、ミャンマー国民への帰化審査が行われていますが、未だロヒンギャにミャンマー国籍は認められていません。従って、ミャンマーの一般国民には、ロヒンギャは侵略者と思われているようです。

 この対立に乗じ、イスラム過激派によるロヒンギャの武装化(アラカン・ロヒンギャ救世軍)やアルカイダが関与してミャンマー政府への聖戦の呼びかけを行うなど不穏な動きが伺えられます。

ロヒンギャを自国民と認めていないミャンマー政府は諸国に避難した難民の受け入れ・帰国は認めないでしょうし、土地を奪われたと思っているラカイン人はムスリムを排斥するでしょうし、世界大戦以来の宗教と民族の憎しみには、当事者でないと理解出来ない事と思います。

大変難しい問題ですが、国際社会が粘り強く経済的支援を行い、時間をかけて和解が出来るように努力する事が重要と考えます。

この不安定に付け込むように、イスラム過激派やアルカイダの訓練基地やキャンプを関係各国が協力して絶対に作らせないように防護する事が喫緊の課題と考えます。

 

 

 

【 9月の主要工事 】

 

  1)都内   戸建住宅新築工事 / オイル塗装・UNI

         無垢非床暖フローリング

         品番癸魁T15×W90×L1,820

   

  2)神戸   オフィス改装工事 / ウレタン塗装・OPC

         無垢ヘリンボーン床暖房適合フローリング

         品番15-

         T12(無垢材10+防音下地2)×W75×455

 

  3)静岡   戸建住宅新築工事 / オイル塗装・UNI

         無垢床暖房適合フローリング

          品番10- T15×W90×L1,820

 

    4)都内   戸建住宅新築工事 / ウレタン塗装・UNI

          無垢床暖房適合フローリング

          品番10- T15×W90×L1,820

 

    5)都内   マンション改修工事 / オイル塗装・OPC

           OAK三層複層、床暖対応フローリング

          特注材 T15×W190×L1,820

 

    6)都内   マンション改修工事 / オイル塗装・UNI

          遮音レベルLL45・無垢床暖適合フローリング

          品番癸-

            T15(無垢10+遮音下地5)×W76×L909

 

【 ミャンマー情報 】

( 英国企業がチーク育成事業 )

  英国企業がミャンマー林業局と合弁で、チークプラン

  テーション開発を行うと発表しました。

  外国企業による林業投資はシンガポール企業に次いで

  2件目です。

 

( コーヒー豆生産者に国際標準認証 )

  2年程前からミャンマー産のコーヒー豆に海外の関心

  が高まっています。

  このことから農業・灌漑省は生産者に安全性・環境保

  全・労働者の権利保護を満たす生産体制の構築を指導

  し、適合者に『適正農業生産工程』GAP認証を出し、

   国際基準によるコーヒー豆の生産を奨励しています。

 

(ミャンマー北部ザガイン管区にインドのディーゼル油)

ミャンマー北部は雨期には他地域からのアクセスが

困難になり、生活物資に支障が出る事がありましたが、

この度、インドとの国境検問所経由で初めて、燃料が

輸入され、今後の発展が期待されています。

 

(日本企業がミャンマーの砂糖を買い付け)

中国がミャンマーから砂糖を購入するのを停止した為、

ミャンマーには砂糖がだぶついています。

ミャンマー砂糖生産・取扱業者協会は日本から化学

物質の残留が無い有機砂糖の引合いが有ったと発表し、

積極的に対応したいと話しました。

 

電力供給と需要)

  国営発電公社はガス火力発電所3ヵ所が完成する来年

  には発電能力が450メガワットとなり、国内の総電力需要

 (300〜400メガワット)を上回る予定であると発表しました。

 

味の素が工場再開)

  味の素は1996年にヤンゴンにミャンマー味の素工業を設立し

  『味の素』の生産・販売を行ったが当時の軍事政権が販売禁止

  を命じた為、2000年から事業活動を停止していた。

  この度、ティラワ経済特区に11億円を投じ、生産工場を建設し、

  国内向け販売を開始しました。

                                         

  以上

author:代表取締役 臼井成美, category:-, 16:16
-, -