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3月のコラム    チーク材の現況と弊社の対応
昨年の原油価格の高騰以来、天然素材が値上がりしたまま、高止まりになっています。
中でも木材はEU諸国の旺盛な需要に加え、インド・中国の近代化政策、急速な経済発展に伴う大幅な需要増、特に北京オリンピック・上海万博を控えた中国の需要増がアジア諸国の原木供給を逼迫させています。
 弊社の主要扱い製品であるミャンマーチークについても同様、原木不足で価格の高騰が続いています。
 一昨年10月にミャンマー政府の国境貿易取締りが強化され、違法な手段で大量に中国・雲南省に持ち出していたチーク原木は、以来、容易に持ち出せなくなり、数多くある昆明市内の木材業者は遊休状態となっています。
 その為、これらの違法アングラチーク材を扱ってきた業者は製品の入手が困難になっており、巷間、チーク材は無くなったと言われています。
 昨年、林業省担当局長と協議した際、彼は「光合成作用が少なくなった樹齢150年以上の成熟材を、原始林の活性化対策として計画伐採しており、現在の伐採ペースであれば無尽蔵である」と申しておりました。
 原木はあるが、インフラが整備されていないので計画した数量を伐採出来ないのが実情のようです。チーク材が無くなるという事ではありません。
 ミャンマー政府と正式契約の元、国営工場で製品化し輸入している弊社にとっては廉価なアングラ製品が持ち込まれなくなった事は歓迎すべきですが、反面、チーク材の国際市場を押し上げる結果になり、ミャンマー林業省が実施している原木国際入札の落札価格が昨年初より、60%も高騰し、提供する製品価格のキープが非常に厳しい状況になっています。
 しかし、弊社は高品質・高精度製品を従来通り、安定供給し、当分は価格も現状維持で頑張りますので、是非、ご安心頂き、倍旧のご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。
author:代表取締役 臼井成美, category:-, 16:49
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