ミャンマーは盛夏です。1年で最も暑い時期が3月後半から5月中旬です。以降は雨季に
なります。
この暑い時期の4月中旬が水祭り(ティンジャン)となります。月の満ち欠けにより決められた『ミャンマー暦』の新年を祝う祭りです。盛夏であり、地方から働きに来ている労働者が一斉に帰省する状況は日本の30〜40年前のお盆(薮入り)と重なります。
今年は4月13日から19日迄の一週間が水祭り休日となりました。帰省した労働者が復帰し、生産現場が本来の活動に戻るのは4月末となります。今年は新憲法の国民投票が5月10日に実施されますので、工場稼動に影響が出ないように願っている次第です。
研修・機材輸出入事業担当係長のチー・トウ・シェイン君がミャンマーに3月中旬から4月中旬まで出張しました。彼が中心メンバーになり、建設を進めておりました小学校が立派に竣工し、4月26日に開校式を迎えました。(弊社と社員もささやかですが、支援を致しました。)
この報告とミャンマー(ヤンゴン)の近況をチー・トウ・シェイン君が報告致します。
*小学校建設事業報告とミャンマーの近況報告
今年の3月21日、ミャンマーの地方へスタディツアーに行ってきました。ミャンマー南西部 エヤワディ管区のミャウンミャ郡でした。5人の日本の仲間と共に現地に滞在し、多くの現地の人々と触れ合いました。
そしてダビンジャウン村に建設中の小学校にもお手伝いに行きました。この小学校は ミャンマー現地の人々や日本からも多くの協力者が力を合わせて出来上がったものです。弊社も会社を挙げてご協力させていただきました。
ダビンジャウン村小学校 『完成前』
ダビンジャウン村 『出迎え』
ダビンジャウン村小学校 『完成内部』
ダビンジャウン村小学校 『完成外見』
一本竹漕ぎを体験している日本の小学生
ヤンゴンからミャウンミャへこのようなバスで
マングローブ林観察
マングローブ林と共存する村
〔緊急報告〕
5月2日金曜日の夜から3日土曜日の朝にかけてミャンマーの南部エヤワディデルタ地域を大型サイクロンが直撃しました。5月7日現在でも2万3千人余もの死者が出ている情報 です。今現在、ヤンゴン近郊情報や写真は流れていますが、被害の多い地方各地の情報は全くありません。実はこの地域は弊社の社員シェインの出身地で、ご家族ともいまだに連絡が取れていません。弊社としても今回の災難にできる限りの力になろうという方針です。そこでシェインは5月7日から日本の災害医療活動グループと共に現地入りします。最低限の 犠牲者で収まるように祈りだけでなく活動もしていく方針です。