1:ヤンゴン情報
ミャンマー木材公社より出荷のフローリング材は7月24日に入荷、早速、需要に供し
ています。民間企業(A・T・T,)からの入荷は3週間遅れで8月14日入荷となりました。
政府関係機関と民間企業では何時も、何かに付け、この程度の差が出ます。
被災地の復興工事用にアイアンウッドと称し、デッキ材に用いているピンカド・インケニン・バラウを多量に使用する為、輸出規制が厳しく、年内は輸入が難しいと思われます。
2:被災地訪問報告
輸出入・研修事業担当係長チートーシェイン君が7月29日より8月6日迄、下記の目的でヤンゴンと被災地に出向きました。
1) サンダルシューズメーカー『crocs asia pte.ltd』が被災地の人々が最も必要としているサンダルシューズを寄贈される事になり、駐日ミャンマー大使館と現地政府窓口『社会福祉・救援及び再定住省』に免税輸入手続き及び現地配布手配等の事前打合せ。
2) 被災地の村立小学校の復旧に全面支援している日蓮宗春慶寺のご住職(社会教化事業協会会長)をご案内して、被災地の村立小学校復旧工事の進展を視察し今後の支援体制を検討した。
以下シェイン君のレポートです。
8月2日、シェインは日本の日蓮宗のお寺「春慶寺」のご住職を案内に
ミャウンミャ市からラップッター市とその近辺にある避難所へ行ってきた。
片道4時間ほどの凸凹道を、横にも縦にも激しく揺れながら進んでいた。
6月に行ってきた時の道とはずいぶん異なり、道路には大きな穴だらけだった。
支援物資や再建設用の木材を載せる大型トラックが昼夜問わず走り、
道路の維持も後回しにされている状態だ。
町の人々はいう。
「サイクロンは町だけでなく道路もダメにしてきたね」。
ミャウンミャ市とラップッター市は赤い道でつながる
赤い道路も工事中
ほとんど人の手で修理
人の手で道路修繕は極めて大変な作業
これがラップッター橋(つり橋)
橋を通る
これで、ラプッターまで半分くらいだと
水牛で田んぼを耕す
人手が要る田植え作業
ミャウンミャからラップッターに行く途中での田園風景
既に田植え済みの水田も多く見かけた
細い道で前のトラックが故障?!
やっと我々の車が動けた・道路は大きな穴だらけ
3時間ほど車に激しく揺れて5マイル避難所が見えた
5マイル避難所(8月2日現在408人)
3マイル避難所<元ラップッターゴルフ場>(8月2日現在1744人)
避難所内に並んでいるテント
3マイル避難所内の地図
被災者がこの雨季を過ごすテント
日本の僧侶が寄贈するミャンマー伝統薬品
テント内の避難生活
被災者の各班長を集め・薬の寄贈式を準備
是非役に立ててくださいね・お体をお大事にして雨季を頑張ってねと薬を渡す
医師や看護師が診査をしている診療所テント
足を痛めている被災者の一人が「ミャンマーの薬だから文字も読める」って喜んでくれた
ラップッター市内へ行く
3ヶ月経っても復興が進まない家もあり
VIP車両!国連機関の高級車が数台
VIP車両が去った後、道路の泥穴にはまって動けないトラック
漁業組合支援の漁船用機材を積んだトラック
急激に交通量が増えて、道が維持できずぼろぼろ
近辺の村人はトラクターで移動
この古いバスもパンク?
学校帰りの生徒たち・楽しいそう
赤い道を走る村の買い物客を乗せたトラクター
ここでも道路工事中