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- 10月コラム
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2009.10.01 Thursday
【違法伐採木材の排除】
温暖化抑制、CO2 削減等、地球環境に配慮したビジネスが求められています。
木材は再生産が可能であり、生育時には光合成作用により二酸化炭素を吸収し酸素を排出して地球環境に寄与しています。法令に 基づいた伐採を行い、規制を順守した取扱いをする事が木材に 関わるビジネスに携わっている私達に課せられた責務と考えます。
然しながら、海外の一部の地域で違法な手段で伐採された木材が加工製品化され国内に持ち込まれ流通している事も事実です。特にミャンマー・ラオス・ベトナム等インドシナ諸国と中国に該当製品が 多くなっています。日本は世界で2番目に違法伐採木材の輸入が 多いと英国の専門誌が指摘しています。
違法伐採問題は原産地国の環境や財政に悪影響を与えるだけで なく、規制を逃れた安いコストの木材が輸入される事になると日本 国内の林業や木材業界にとっても看過出来ない問題になります。
このような観点から林野庁は合法木材取扱いガイドラインを策定 して、違法木材を排除し、合法木材の供給システムの構築に努めています。弊社は合法木材供給認定業者(第0024号)に認定されました。弊社取扱いの輸入木材は全て政府機関の輸出許可を得ております。チークフローリングもピンカドデッキ材も全てミャンマー政府の森林活性化政策に基づき計画伐採された原木から生産した品質の安定した安心製品です。
ミャンマーチークフローリングと称して中国から輸入されている製品の殆どは違法な手段で伐採され(盗伐)中国に密輸入された原木 から加工された製品です。見映えは正規製品と大きな違いは有りませんが、樹齢の若い木が多く、伸縮度合いが大きく、木材に最も 重要な安定性に欠けた粗悪製品と言えます。
弊社も加入している業界団体『日本フローリング工業会』は業界を 挙げ、違法木材の輸入と使用禁止に努め、地球環境保全に寄与 出来る環境配慮型ビジネスを目指しています。
是非、皆様方も違法な製品をご使用なりませんよう、ご協力をお願い申し上げます。
【ミャンマー,トピックス】
1)ミャンマーのビール消費量
2008年の消費量は約8,800万リットルで前年の56%の増加、今年は 更に増加して10,000万リットルを超えると予想されています。
2)貿易高と相手国2008年度の貿易高は30億5,000U$,輸出は26億5,000U$,輸入は 4億U$,最も貿易額が多いのはタイ続いてシンガポール・中国・インド・香港・マレーシア,次いで日本となっています。天然ガスの輸出が多くを占めています。
3)大量の麻薬の押収今年2月にもヤンゴン港で木材コンテナから数10キロのヘロインが 発見され、フローリングの輸出が2ヵ月停滞したが今回はタイ国境に近いシャン州タチクレで、麻薬組織のアジトが摘発され約700Kgの ヘロインが摘発されました。今迄押収された中で2番目(一番は760Kg)の重量でした。
以上