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7月コラム
 6月のコラムで、ミャンマーは既に雨季なのに降雨が無く、猛暑が続き、熱中症による死者や河川水位の低下で飲料水や生活用水不足が深刻であると、報告致しました。現在は漸く雨季らしい天候になり、水不足も徐々に解消しているようです。
『森林の乱伐で水の保水力が低下し、地下水の貯水量に影響している』とダム建設や無計画な森林伐採が、大きく影響しいると『森林資源開発保全協会』が指摘し、警鐘を鳴らしました。政府の森林活性化政策に基づく成熟材の計画伐採は森林の活性化が図れますが、盗伐は樹齢に関係なく、手当たり次第伐採する為、環境にも、治水にも大きな影響を与えると思われます。無垢材取り扱い業者として、今後一層関係者に、盗伐・違法材の使用禁止を働きかけたいと思っています。

昨秋来、欧米ビジネスマンの来緬が多くなっている事は以前にも述べたが、観光客も40%程多くなっています。2008年度は通年で23万人であったのが、今年は1〜3月の3ヵ月間で約9万人であったと発表されています。ゴールデンパゴダとして有名なヤンゴンのシェダゴンパゴダの外国人参拝者も前年比80%増となっており、参拝者は中国・フランス・ドイツ・韓国が多い順です。

国営であった業務も順次実行されています。ガソリンスタンドや空港業務が民営化されました。接客サービスが少し良くなったと言われています。

ヤンゴン市内の電力不足は深刻です。弊社が契約している工場にはデンヨー製の発電機150KVA3台(450KVA)を設置しており、停電時でも、生産計画を維持する努力をしていますが、輸出に関連する他の企業に業務の遅れが生じ、船積み予定が遅れ気味です。6月船積みは6月6日出港予定が6月29日になりました。3週間余の遅れです。

中国の温家宝首相が6月初旬に新行政首都ネーピードと訪問し、経済・貿易・科学技術等で協力協定を締結しました。中国はインフラ整備支援を行い、対価にエネルギー資源を確保する事を最大目的としています。
又、韓国がマンダレー管区で、無償支援事業として、ダムや灌漑施設建設を研究する『灌漑技術センター』を建設し、引き渡しました。この支援施設はダム建設や農業開発技術者を育成する施設で、今後、韓国がこれ等事業に有利に関与するための橋頭保と言われています。

此の度、7月初旬から、日本国際協力センター(JICE)の依頼により、営業コーディネーターのチピューラインがミャンマーに出張致します。此れは2007年1月に開催された東アジアサンミット(EAS)で、安倍元首相が提案した『21世紀東アジア青少年大交流計画(省略:JENESYS Program)』の事業の一環で、『日本の高校生をミャンマーに派遣し、現地学生との交流や現地状況の把握』をサポートする業務です。8月はこのサポート業務についてレポートする予定です。
                                 以上
author:代表取締役 臼井成美, category:-, 10:30
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